トイレの歴史
ギャラリー gallery

2016年11月17日(木)~19日(土)の3日間、LIXIL長岡ショールームにおきましてキタムラ×LIXILコラボレーション企画『LIXIL衛生陶器事業70周年記念トイレの歴史ギャラリー』を開催させていただきました。 LIXILの衛生陶器事業の前身である旧 伊奈製陶・INAXが1945年11月に手洗器と和風大便器から衛生陶器事業を本格的にスタートさせて70年。以降、生活者視点で暮らしの向上を目指して開発した技術で、日本のトイレ空間を長年にわたって牽引してきました。それは、素材の進化、節水技術の進化、快適性の追求の歴史でもあります。 そして、私たちキタムラは1979年創業以来、INAX・LIXILが次々に世に送り出す製品を愛着を持って皆様に届けてまいりました。 今回のギャラリーでは超節水消音式便器カスカディーナの貴重な初期型モデル(1974年モデル)、帝国ホテル旧本館に使用されたテラコッタ(レプリカ)の展示や新素材「アクアセラミック」までの70年の歴史年表パネルなどを展示させて頂きました。 平日の開催にもかかわらず県内外から150名もの方から足を運んでいただきましたこと、この場をお借りしてあらためて感謝申し上げます。今後も水回り空間のスペシャリストとして皆様のお役に立てるよう頑張っていきます。

ギャラリー写真

カスカディーナ初期型(1974年)
C-1080SL

  • キャッチコピーは『洗浄力アップで水量ダウン。水がかすか、音もかすかな節水消音式洋風便器。』
  • スウェーデンのIFO社と提携し、昭和49年に誕生。
  • 名前の由来はカスケード(滝)+伊奈
  • 節水トイレの先駆け(洗浄水量:5±1L)
  • 水流や水勢など「水のエネルギー」を巧み使って洗浄
  • 便器+タンクの組立出荷
  • カスカディーナシリーズは、サイホン式、サイホンゼット式を揃え1999年まで続く

帝国ホテル旧本館
装飾タイル(レプリカ)

伊奈製陶株式会社(後の株式会社INAX、現:株式会社LIXIL)創業の礎となった帝国ホテル旧本館(1923年(大正12年)落成)の内外壁に使われた「装飾タイル」の貴重なレプリカを展示。帝国ホテル旧本館は20世紀を代表するアメリカの建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959年)によって設計された。

染付古便器
装飾タイル(レプリカ)

古便器とは衛生陶器が登場する以前に、非水洗式のトイレ用に作られた陶磁器製の便器のことをいう。その多くは、明治時代中頃から昭和時代初期にかけて瀬戸(愛知県)や信楽(滋賀県)でつくられていた。 展示品は角形大便器、朝顔形小便器、向高、厠下駄。(長岡市はやし建築有限会社様所蔵)

ご来場記念品
オリジナルチロルチョコ

*70th Anniversary Version
*KITAMURA-Tシャツ Version

懐かしのポスター展示Poster

伊奈製陶時代からの昭和の香りが漂う懐かしいポスター27点を展示しました。

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